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【大会レポート】聖地 両国国技館が熱く燃えた4日間!CAPCOM CUP 11王者の誕生とニューヒーローが巻き起こした大旋風!

ストリートファイターが、「ストリートファイターII」シリーズの全国⼤会から約30年の時を経て、聖地 両国国技館へ帰ってきた。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ、そして日本で行われたワールドウォーリアーやEVO、ジャパンプレミアなど、
様々な大会で上位の成績を収めた者のみが参戦することができる「CAPCOM CUP 11」。
その世界各国で選ばれた48人が激闘を繰り広げるCAPCOM CUP 11が両国国技館で2025年3月5日~8日の4日間で行われました。

DAY1からDAY3の3日間はグループリーグとして48人が8つのグループに分かれて予選が行われます。
各グループ6人で勝敗を争い、上位2名のみが4日目の決勝トーナメントへ進出することができる重要な戦い。
 
DAY1、DAY2とグループリーグが進むにつれてスコアが動き、高まる緊張感とともに、選手にも様々な闘い方の工夫や相手選手の戦い方をチェックしながら戦略を立てるなど、グループリーグだけでも非常に熱い闘いが繰り広げられました。
現地で観戦する方も平日にもかかわらず数多く見え、注目度の高さが伺えます。
 
そして運命を決めるDAY3でそれぞれのグループで1位の選手がウィナーズサイドとして、2位の選手がルーザーズサイドとしてトップ16のトーナメントへ進出。
優勝候補のプレイヤーはやはりその牙城は固く、安定したプレイで決勝トーナメントへの進出も多く、その中でも死のグループと呼ばれるような実力者が集中したグループの熾烈な争いは決勝戦のような死闘の数々。
勝ち残るもの、世界屈指の実力者でも残念ながら破れてしまう選手も見られました。
この日は週末ということもあり、現地観戦、そしてライブ配信での視聴者も多く、いよいよ決勝に向けて熱く盛り上がってきたことが伺えます。
 
動画によるアーカイブもありますので是非ご覧ください。
DAY1「Group Stage Elimination – Day1」
https://www.youtube.com/watch?v=dPeZM4SRJy0
DAY2「Group Stage Elimination – Day2」
https://www.youtube.com/watch?v=geRr0t6bdHI
DAY3「Group Stage Elimination – Day3」
https://www.youtube.com/watch?v=gWnWifj86Ps
 
そして最終トーナメントへ進出したのは次の16名。
 
グループA
“ブリュッセルの静かなる鷹” TAKAMURA選手(ベルギー)
“ノルウェーの怪鹿” PHENOM選手(ノルウェー)
 
グループB
“カリフォルニアの白い暴走特急” NOAHTHEPRODIGY選手(アメリカ)
“ザ・ストレングス” NL選手(韓国)
 
グループC
“パーフェクト・パリィ・プリンス” KAKERU選手(日本)
“東大卒プロゲーマー” TOKIDO選手(日本)
 
グループD
“ベストキッド・フロム・チリ” BLAZ選手(チリ)
“英国のカピパラ卿” BROSKI選手(イギリス)
 
グループE
“進撃の重戦車” FUUDO選手(日本)
“THE STRONGEST BULL” MENARD選手(ドミニカ共和国)
 
グループF
“韓国発、黄金の右手” LESHAR選手(韓国)
“シンガポールの天才” XIAN選手(シンガポール)
 
グループG
“白夜のマジシャン、変幻自在” JUICYJOE選手(スウェーデン)
“中国十四億分の一” XIAOHAI選手(中国)
 
グループH
“アラビアン・ストリートファイター・マシーン” ANGRYBIRD選手(アラブ首長国連邦)
“修羅、其之至高” SHUTO選手(日本)
 
最終日の3月8日土曜日、両国国技館はチケット完売、満員御礼で朝から長蛇の列ができるほど。
近くのコンビニからは早々におにぎりが姿を消すほどの人の数。
ゲームの大会、eスポーツのイベント、そしてストリートファイターがこれほどまでに盛り上がるとは誰が予想したでしょうか。
ここまでのイベントになったのはメーカーの努力、選手の影響力、運営や進行のひたむきな姿、そしてなによりファンの力があってのことだと思います。
その渦の中に身を置ける幸せをかみしめつつ、開幕の時を待ちます。

照明が暗くなり、それまで流れていたBGMが鳴りやんだ瞬間、両国国技館特有の四方八方を囲む観客席から鬨の声のような歓声が上がり、いよいよオープニングがスタート!
壇上には格闘ゲーム大会ではおなじみのアールさん、そして英語での進行をしてくださるライアンさんが上がり、開幕宣言が告げられ選手の入場。
(アールさんもライアンさんもすでに4日目。でも疲労は全く見せないほど盛り上げてくれました!)

一人一人名前を呼ばれながら入場する姿に客席からも盛大な歓声が上がり、中でもやはり日本人の選手にはひときわ大きな応援の声が上がります。
この盛り上がりだけでも現地で是非味わっていただきたい!最高の瞬間です!
もし選手を知らなくても、入場してくる選手の表情やしぐさで一気に引き込まれること間違いなし。
この入場シーンが多くみられるだけでもファンが増えるのではないでしょうか。
(筆者がプロレスファンなので入場シーンが大好物なのもあります)


左からBLAZ選手、KAKERU選手、NOAHTHEPRODIGY選手、TAKAMURA選手

左からSHUTO選手、XIAOHAI選手、XIAN選手、MENARD選手

左からBROSKI選手、TOKIDO選手、NL選手、PHENOM選手

左からANGRYBIRD選手、JUICYJOE選手、LESHAR選手、FUUDO選手

ステージにセットされた対戦台に2人の選手だけが残り、いよいよ対戦が始まります。
ぐるりと周囲を観客席に囲まれたステージ上で対峙する両選手、そして会場を包む緊張感。
試合形式はBO5(ベストオブ5)と呼ばれる、いわゆる「3先」という最大5試合やる中で3試合(3セット)先取で勝利となります。
ストリートファイターの基本ルールとして99秒1ラウンドを行い、相手の体力を無くすかタイムアップで体力が残ったほうが勝利し、2ラウンドを勝ったほうが1セット勝利となります。
ですのでストレートに勝利しても最大99秒の試合を2ラウンド×3セットで勝利となりますので一瞬たりとも気を抜けない試合が続くことになります。
もちろんそう簡単にはいかないのがプロの世界。
試合中にも相手の動きを研究して、それに対応していく選手が勝つ。
その短いようで長い戦いを見届けるのが最高に熱い瞬間です。

大きなスクリーンに映し出される闘いはアリーナ席、両国国技館特有の升席、2階席や3階席のどの席からもよく見ることができるので相手の動きを読んだ差し替えしと言われるけん制攻撃に対する攻撃や、スト6特有のドライブゲージを使った闘い方、インパクトなどの派手なアクションに客席からは大きな歓声が上がり、
1ラウンド、1試合と進むごとにその歓声はさらに大きく、地鳴りのような響きが国技館中に響き渡ります。
もしかしたら国技館の外にも響いてしまっているのではなかと心配してしまうほど、今まで味わったことのない大きな歓声が何度も上がることに感動すら覚えました。
 
トーナメントはウィナーズサイドで惜しくも敗れた選手は、ルーザーズサイドで再度チャレンジ。
ルーザーズサイドで負けてしまった選手は、残念ながら敗退となるのでそこでCAPCOM CUP 11は終了となってしまいます。

誰だって負けたくはないのは当然ですが、戦いである以上、非情にも敗者が存在してしまいます。
そんなプレイヤーにも会場からは温かい拍手と応援の歓声が上がり、CAPCOM CUP 11を心から盛り上げてくれるファンの熱い想いに
選手も応えようと最高の集中力と最善のプレイを重ねて勝利をつかんでいく、
選手と客席が一体となった熱い展開がなんども何度も繰り広げられる素晴らしい試合が続きます。
 
トップ8が出そろう頃には会場も、ライブ配信の視聴者(同時接続で4万人を超えてました!)も大声を上げすぎて声がかれてしまっていたのではないでしょうか。
 
トップ8にそろったのは次の選手たち。
 
ウィナーズサイド
NOAHTHEPRODIGY選手
KAKERU選手
LESHAR選手
JUICYJOE選手
 
ルーザーズサイド
ANGRYBIRD選手
TOKIDO選手
BLAZ選手
SHUTO選手
 
中でも優勝候補の最右翼としてANGRYBIRD選手、人気のLESHAR選手や注目のTOKIDO選手など、錚々たるプレイヤーがそろいました。

ここから会場は異様な雰囲気に包まれることになりました。
 
その中心はチリから参戦したBLAZ選手。
若干15歳でまだ少し幼さが残る容姿、特徴的なヘアスタイルもさることながら、
使用キャラクターがリュウという日本人キャラでスカジャンを着たハチマキのラーメン屋さんのようなスタイル。

落ち着いたプレイで飄々とした雰囲気、そのプレイ内容はあまりにも早い差し替えしやコマンド入力に会場中に何度も響き渡る驚きの喚声。
いつしかBLAZ選手を応援するボードも増えて選手にもプレイスタイルにも会場中が魅了されていきます。

最年少のBLAZ選手が巻き起こした驚愕の試合の数々は格闘ゲームファンの中では語り継がれるような、まさに歴史の瞬間を目の当たりにしていたのではないでしょうか。
 
最終決戦はウィナーズサイドで勝ち上がってきた日本のKAKERU選手。
そしてルーザーズサイドで暴風のごとく勝ち上がってきた最年少BLAZ選手。

日本のKAKERU選手を応援する声、そして目の前でニューヒーローが誕生した瞬間を見てきた会場からBLAZ選手を応援する声も多く、両者を応援する声が両国国技館に響き渡ります。
 
何度も何度も繰り返される読み合いと差し合いの末、ついに訪れた決着の時。
 
栄光に輝いたのはKAKERU選手。
最高の優勝の瞬間でした。

何十ページにもわたる小説を読んだような、誰かが考えた脚本なのか、名監督が撮った映画なのか。
しかしどんな作品では決して表すことができない、ライブのスポーツだからこそ生まれた感動と激動が確かにそこにありました。

DAY4「CAPCOM CUP 11 Top16 – Final」
https://www.youtube.com/watch?v=xopcGMIU4e4
 
年間を通して長きにわたり闘い続けたトップの選手たちがついにたどり着いた終着駅。
そしてまた、折り返しで始まる新たな戦いのスタートとなる始発駅でもあります。

黎明期から格闘ゲームに係り、ゲームシーンを盛り上げてきてくれた歴戦の選手たち、
そしてKAKERU選手やSHUTO選手などの新しい波、
さらにBLAZ選手のような世界にはまだまだこれから育つ新世代の台頭がはじまりつつあります。
 
その中心となるべく、次の2025年シーズン、CAPCOM CUP 12もこの聖地両国国技館で開催が決定しました。
 
2025シーズンは何が起きるのか、予選大会となる各地で行われる大会も是非チェックしてください。
 
まだまだ格闘ゲーム、ストリートファイター6、そしてeスポーツの競技シーンは盛り上がりを見せています。
 
ちなみに優勝したKAKERU選手は大会前に奥様とちょっと揉めたらしく、今回の優勝で手にした優勝賞金$1,000,000(約1.5億円)で指輪をプレゼントされるそうです。

そんな話を聞いてしまうと応援したくなりますよね!
 
 






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