ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025 ディビジョンS プレイオフ

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025 ディビジョンS プレイオフが2025年12月13日に行われました。
　
ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025はご存じの方も多いと思いますが、ご存じない方に向けて簡単にご説明しますと、
ストリートファイターを使ったeスポーツとして歴史の日本最高峰の公式チームリーグ。
プロ選手が所属するチームが多数参加し、約半年を戦い通して日本一を決定します。
ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025は全12チームが参加し、2つのディビジョンに分けて戦いました。
　
ディビジョンSとディビジョンF。
それぞれのディビジョンの優勝チームが2026年1月31日パシフィコ横浜にて開催されるグランドファイナルでJPチャンピオンをかけて戦います。
さらに、このストリートファイターリーグは世界で開催されており、JPチャンピオンは2026年3月に両国国技館で開催されるストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップで世界最高峰のチームをかけて戦うことになります。
　
まず先に行われたのはディビジョンSのリーグ戦を勝ち進んだ3チームによるディビジョンSの1位決定戦。
6チームで争われたリーグ戦を勝ち残り、プレイオフに進んだのは
　
3位　Crazy Raccoon
2位　名古屋NTPOJA
そして1位は昨年の覇者　2024年ワールドチャンピオンのGood 8 Squad。
　
まずは3位のCrazy Raccoonと2位の名古屋NTPOJAが対戦し、勝ち残ったチームが1位のGood 8 Squadと戦いディビジョンの覇者を決します。
　
Crazy Raccoonはeスポーツのチームの中では最大規模の様々なタレントを抱えるチームで、有名タレントも所属する幅広いファンを有する人気のチーム。
対する名古屋NTPOJAは名古屋をホームとして活躍、本リーグ中最高獲得ポイントを誇るKEI.B選手率いる強豪。
　
オンラインで開催されたプレイオフでは、同時視聴者によるチャットも大盛り上がり。
試合開始と同時に双方のファンやストリートファイター6のユーザーによる熱い声援がリアルタイムで流れ出し、さながらオフライン会場にいるかのような盛り上がり。
度肝を抜くプレイには賞賛のコメントがあふれ、ちょっとしたミスには「あっ！」といったプレイヤーならではの気付きがあったり、オンならではのコメント合戦も熱く盛り上がってました。
　
1試合、1秒、1フレームの中に様々なドラマが煮えたぎるようにあふれかえった熱い戦いが繰り広げられ、
勝ち進んだのはどぐら選手、Shuto選手、かずのこ選手、ボンちゃん選手のCrazy Raccoon。
今年度のCrazy Raccoonは入れ替わりのおおいストリートファイターリーグのチーム構成の中で唯一の昨年度と同じメンバーでのエントリー。
それだけに期するものがあったのかもしれません。
　
残念ながら破れてしまった名古屋NTPOJA。
粘り強く最後の最後までどちらが勝つかわからないほどの熱戦でした。
　
MCのふり～ださん、ストーム久保さんもぐったりと疲弊し、見ている視聴者もくたくたになるほどの熱い戦い、選手の疲弊は想像を絶するものがあると思いますが、
少しの休憩をはさみいよいよ最終決戦が始まります。
　
Good 8 Squad。2024年ワールドチャンピオンとして、当然連覇を狙っている2024年度最強チーム。
新規加入したさはら選手が本年度は躍動し大いに盛り上げてくれました。
　
入場から王者の風格漂うGood 8 Squadに対し、1度激しい戦いを終え、疲労も残るであろうCrazy Raccoonはそんな疲れを微塵も感じさせないリラックスした雰囲気で戦いが始まりました。
　
試合はそんなさはら選手を徹底マークしたCrazy Raccoonの戦術が光ります。
意外なキャラクターピックで奇策に出るGood 8 Squadの戦術すらはねのけ、試合はCrazy Raccoonのペース。
どちらのチームとも血のにじむような、寝る間も惜しんで練習を繰り返し、努力の限りを尽くし、最高の戦いを繰り広げ、そして必ず。結果は現実となります。
　
勝負を決したのはCrazy Raccoon。素晴らしい戦いでした。
　
試合後のインタビューで残念ながら敗退してしまったGood 8 Squadの皆さんが言葉を絞り出す姿に涙があふれてしまいました。
ここにかける思い、時間、努力、そしてチームメンバーやスタッフのことを思いながら言葉を絞り出し、それでも最後には勝者を称賛する姿に、来年はまたさらに強くなってくる、そんな気がします。
　
そして勝者のCrazy Raccoon。
インタビューで語っていたのは、Crazy Raccoonには第5のメンバーとも呼べるコーチの存在、同じCrazy Raccoon所属の立川選手が監督としてアドバイス、そして選手オーダーを決めていたとのこと。
選手の目線だとブレがちなところを第三者の目線でアドバイスをしてくれた立川コーチ、その存在がとても多かったと皆一様に言っていたことが印象的でした。
さらに、Good 8 Squadの意外なキャラピックもある程度想定していたとのこと、恐るべし慧眼です。
もちろん、その戦術も勝ち進んでいくことができなければならないので、しっかりと一戦一戦勝利をしていったCrazy Raccoonの選手の皆さまの強さが光る戦いでした。
　
試合の様子は無料配信がCapcom Fighters JPのチャンネルにて
【DAY1】 2026年1月24日（土） 15:00～（予定）
【DAY2】 2026年1月25日（日） 15:00～（予定）
となっております。ぜひご覧ください。毎試合毎試合熱い戦いすぎてものすごく力が入ります。
➡Capcom Fighters JP
　
また、試合後のインタビューについてはこれまた「ふぁんみ！」さんでめちゃめちゃ詳しく記載がされております！
また勝手に宣伝してしまい大変恐縮ですが、ぜひともご一読ください！
➡ふぁんみ！さんはこちら
　
試合後、負けてしまった選手の皆さんが必ず口にするのが「申し訳ない」なんです。
これが聞いててとてもつらくて、そんなことない、頑張った結果なんだから胸を張ってほしい！って思っちゃいます。
それだけ責任感が強く、並々ならぬ重いものを背負って戦われているプロの皆さんには感謝しかありませんし、応援しかできません。
　
グランドファイナル。
失神するかもしれません。
　
グランドファイナルのGood 8 Squadの物販ブースでガチくん選手がメガホン手売りされるそうです（youtubeで言ってました）。
絶対行きます。
皆さんも行きましょう！